四万十の社有林を“ひらく”旅へ クラブツーリズムとアスエクが『王子の森 四万十』森のひらきプロジェクトに参画

クラブツーリズム株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:酒井博)が、王子ホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 CEO:磯野裕之)の進める『王子の森 四万十』森のひらきプロジェクトに参画します。株式会社アスエク(本社:東京都港区、代表取締役:市川隆志)も、ともにこの取り組みに加わります。舞台は、高知県四万十町にある王子グループの木屋ヶ内(こやがうち)社有林です。
このプロジェクトは、王子ホールディングスが環境省の「令和8年度 良好な環境を活かした観光地域づくりモデル事業」に提案し、採択されたものです。地域住民や地域事業者、観光事業者、行政機関などと手を組み、豊かな自然環境を守ることと観光を両立させる、新しい地域づくりのモデルをつくることを目指しています。

ヤイロチョウがすむ、約258haの森
木屋ヶ内社有林は約258haに及ぶ森林です。四万十川流域の豊かな水環境と生物多様性を支える重要な自然資本であり、絶滅危惧種のヤイロチョウが生息する森林としても知られています。
王子ホールディングスは2016年8月、公益社団法人生態系トラスト協会と「ヤイロチョウ保護協定」を締結しました。2023年には木屋ヶ内社有林が環境省の「自然共生サイト」に認定され、その後OECMとして国際データベースに登録されています。OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)とは、保護地域以外で生物多様性の保全に資する地域のことで、自然共生サイトに認定された区域のうち、保護地域と重なる部分を除いた区域がOECMとして登録されます。
森と関わり、自然の価値を学ぶ場に
プロジェクトでは、木屋ヶ内社有林を中心とした四万十町内の自然と周辺地域を舞台に、生態系トラスト協会、NPO法人RIVER、四万十町役場といった地域共創メンバー(連携団体)と連携。地域住民や事業者、来訪者などが森林と関わり、自然の価値を学ぶ機会をつくっていきます。
今後は、森林や地域社会との関わりを通じて新たな価値の創出を促す企業向けプログラムや、海外企業・団体などによるMICE(企業等の会議、報奨・研修旅行、国際会議、展示会・イベントなどを目的としたビジネス交流・集客の総称)関連の視察やツアーの受け入れも視野に入れ、四万十川流域の自然と地域文化の魅力を国内外へ発信していく計画です。さらに、観光や交流によって生まれた価値の一部を環境保全へ還元し、「保全と利用の好循環」の実現を目指します。
旅行会社の知見を、森の保全とつなぐ
クラブツーリズムはこれまで、「テーマのある旅」をはじめとする独自の旅行企画で、お客さまの趣味や関心に寄り添いながら、地域ならではの魅力や文化に触れる機会を届けてきました。全国各地の自治体・企業と連携し、旅行を通じた地域の魅力発信や持続可能な観光にも取り組んでいます。近年は自然資本の保全と活用を目指す「リジェネラティブツーリズム」の推進にも力を入れており、JATA主催の「SDGsアワード」や観光庁主催の「サステナブルな旅アワード」で関連プロジェクトが複数受賞しています。
今回のプロジェクトでは、旅行商品の企画・造成や顧客との接点づくりで培ってきたノウハウを活かし、自然資本の価値を体感できるプログラムの開発や、企業向け研修・視察ツアーの企画などに取り組みます。クラブツーリズム クラブ・コミュニティ事業部の鈴木光希氏は、観光が地域を訪れて消費する時代から、旅を通じて自然環境や地域社会をより豊かに再生していく『リジェネラティブツーリズム(再生型観光)』へと進化が求められていると述べ、旅人が一過性の来訪者にとどまらず、森と地域を支える継続的な応援者・関係人口となることで、次世代につながる好循環を生み出したいとしています。
王子ホールディングス(OMO王子の森活性化推進部)の橋本俊市氏は、王子グループが森林資源を活かす企業として100年以上にわたり森を守り育ててきたことに触れ、『王子の森 四万十』を地域や社会にひらき、多くの人に自然と人とのつながりを体感してほしいとコメント。アスエク代表取締役社長の市川隆志氏は、王子ホールディングスが全国約650カ所に社有林を保有・管理していることを挙げ、観光というビジネスモデルとサプライチェーンを活用し、訪れる人が森や自然の価値を体感しながら、その保全に継続的に関わる仕組みづくりに挑戦するとしています。
11月18日、虎ノ門でキックオフイベント
プロジェクトの始動にあたり、王子ホールディングス主催のキックオフイベントが開かれます。プロジェクトの概要説明や関係者によるクロストーク、テーマ別の対話などを通して、自然資本を活かした地域づくりの可能性を考える場です。
- 開催日:2026年11月18日(水)15:00~17:00予定(14:30受付開始)
- 定員:60名(1団体最大2名まで)※リアル会場のみ
- 場所:虎ノ門ヒルズビジネスタワー4F ARCHインキュベーションセンター
- 主催:王子ホールディングス(OMO王子の森活性化推進部)
- 企画協力:クラブツーリズム/アスエク
- 15:00-15:30 王子ホールディングスよりプロジェクト概要説明
- 15:30-16:15 プロジェクト推進に関するクロストーク(スピーカー:環境省 水・大気環境局 環境管理課 環境創造室 室長 森川政人氏、NPO法人RIVER 理事長 畦地履正氏、王子ホールディングス(OMO王子の森活性化推進部)マネージャー 橋本俊市氏、クラブツーリズム株式会社 クラブ・コミュニティ事業部 鈴木光希氏/ファシリテーター:アスエク 代表取締役社長 市川隆志氏)
- 16:15-16:25 現地体験視察ツアーのご案内
- 16:25-16:30 クロージングトーク
- 16:30-17:00 名刺交換会
なお、登壇者は当日一部変更になる場合があります。
出典:KNT-CT HD










