AIが旅先と巡り方をまとめて提案。徳島県東部で「ぷらる」を使った観光周遊の実証とスタンプラリー

株式会社Plaruは、徳島県の「令和8年度官民協働プロジェクト推進事業」として、徳島県および一般社団法人イーストとくしま観光推進機構(イーストとくしま)と連携し、AI旅行計画アプリ「ぷらる」を使った観光周遊の実証に取り組んでいます。対象は県東部の15市町村で、そのうち徳島市・鳴門市・松茂町を重点地域としています。観光情報と移動計画をつなぐ仕組みをつくることが目的です。

「行ってみたい」を、移動の計画につなげる
徳島県では、徳島駅や空港といった交通拠点から周辺のスポットへ向かう移動計画が立てにくいことが課題になっています。観光情報もパンフレットやウェブサイト、SNSなどに分かれており、観光施策に生かすためのデータ基盤の整備も求められてきました。
地域の魅力を知っても、限られた時間でどの順番に巡り、どう移動すればよいかがわからなければ、実際の訪問にはつながりにくくなります。そこで今回の実証では、地域の知見とデジタル技術を組み合わせ、「行ってみたい」という気持ちを具体的な移動計画へと結びつけることを目指しています。
行き先の候補と巡り方を、ひとつの提案に
「ぷらる」には地域のスポット情報が集められ、利用者の興味・関心や出発地・到着地、使える時間などに合わせて、複数のスポットを巡るルートが提案されます。実証では、鉄道やバスなどの時刻表を踏まえたルート提案の整備を進めます。決まった目的地への経路を調べるだけでなく、「限られた時間で、ほかにどこを楽しめるか」という行き先の発見と、その巡り方を一緒に示す点が特徴です。内容は、イーストとくしまをはじめとする地域関係者の知見も取り入れながら、地域の魅力と移動条件の両面から改善していきます。
想定されている使い方
- 公共交通を使って県内を周遊したいとき:便数が限られることもあり、これまで公共交通での旅行計画は手間のかかる作業でした。時刻表に加え、行きたい場所や宿泊先なども考慮して旅行ルートを提案します。
- 帰りの飛行機まで3時間あるとき:「3時間後のフライトまでに、地域の食や歴史・文化を楽しみたい」といった条件を設定すると、文化施設や飲食店などの候補を、移動方法や訪問順と組み合わせて提案します。
「徳島東部スタンプラリー」が10月30日(金)からスタート
実証の一環として、2026年10月30日(金)から「徳島東部スタンプラリー」が開催されます。対象スポットを訪れると、スマートフォンの位置情報機能を使ってデジタルスタンプを取得でき、3か所以上集めると景品が当たる抽選に応募できます。デジタルマップで地域の魅力を知ることと、実際に足を運ぶことをつなぎ、新しいスポットへ出かけるきっかけをつくる企画です。
- 名称:徳島東部スタンプラリー
- 開催期間:2026年10月30日(金)~2027年2月28日(日)
- 開催場所:徳島県東部の対象スポット
- 使用アプリ:AI旅行計画アプリ「ぷらる」
- 参加費:無料
- 景品応募条件:対象スポット3か所以上のスタンプを取得(6か所で当選率2倍)
- 景品:イオン商品券5,000円×30名
参加するには、まずスマートフォンに「ぷらる」をダウンロードし、アプリで対象スポットを確認します。スポットを訪れて位置情報機能でスタンプを取得し、3か所以上集まったら、アプリ内の案内に沿って抽選に応募します。アプリはiPhone(App Store)とAndroid(Google Play)で提供されています。詳細は開催情報ページとアプリ内の案内で確認できます。
「提案した」で終わらせず、実際の訪問まで検証
実証では、アプリの利用状況や位置情報、アンケートなどを通じて、ルート提案の満足度や、新たなスポットを訪れるきっかけになったかを確かめます。旅行者の属性や興味・関心、計画した訪問先、実際の訪問履歴を組み合わせ、どのような人が何に関心を持ち、どこを巡ったのかを分析します。観光客の「もう1か所」の訪問を後押しし、滞在や飲食・体験・買い物の機会を増やすとともに、それが実際の周遊につながったかを検証する狙いです。
分析結果は、地域の情報発信や周遊ルートの改善、観光・交通施策の検討に生かすことを目指しています。スタンプラリーを一度きりの集客イベントで終わらせず、地域が次の施策を考えるためのデータとして蓄積していく考えです。実証期間は、準備・開発・分析を含めて2026年8月~2027年3月を予定しており、利用者の満足度や周遊効果、データの活用可能性を確認したうえで、継続的な活用や県内の他地域への展開を検討するとしています。
出典:株式会社Plaru










