阪急・阪神の忘れ物、AI活用の検索サービスで路線をまたいでまとめて照会へ 「落とし物クラウドfind」11月導入


駅や車内の忘れ物を、チャットで問い合わせ
阪急電鉄と阪神電気鉄道(阪神電車)は、株式会社findのお忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入します。サービス開始日は、阪神電車が2026年11月10日(火)、阪急電鉄が2026年11月19日(木)です。導入後は、両社の駅や列車内でのお忘れ物について、多言語に対応したチャットで問い合わせられるようになります。
このサービスでは、AIを活用してお忘れ物情報の登録・検索・照会を行います。両社は、利用者がお忘れ物をより簡単かつスムーズに探せるようになることを期待しています。

年間約36万件の忘れ物と、乗換駅ならではの悩み
阪急電鉄と阪神電車が取り扱うお忘れ物は、両社合わせて年間約36万件にのぼります。見つかったお忘れ物の情報登録や保管状況の確認、問い合わせへの回答など、対応は多岐にわたります。駅や列車内で見つかったものは、発見場所や日時、特徴などの情報をもとに照会する必要があります。そのため、情報の登録や検索に多くの時間を要していることが課題となっています。
また、両社の路線が接続する駅や乗換駅では、忘れた場所や発見場所を特定しにくいという事情もあります。利用者が、どちらの鉄道会社に問い合わせればよいか判断に困るケースもあります。

路線も商業施設も「横断検索」でまとめて照会
今回のサービスは「横断検索機能」にも対応しています。複数の交通事業者や施設にまたがるお忘れ物を、一度の問い合わせでまとめて照会できる機能です。両社の路線をまたいで利用したときのお忘れ物も、一括で問い合わせられるようになります。さらに、すでにこのサービスを導入している路線や商業施設などで預かっているお忘れ物も、あわせて検索できます。
阪急阪神ホールディングスグループでは、2026年11月19日(木)以降、阪急電鉄・阪神電車と阪急阪神不動産で、横断検索機能を使った一括照会ができるようになります。阪急阪神不動産で対象となるのは、同社が所有または管理し、すでに「落とし物クラウドfind」を導入している15施設に限られます。HEP FIVEやハービスOSAKA/ハービスENTなどの商業施設やオフィスビルが含まれます。
これまでは、紛失場所がわからない場合、事業者ごとに問い合わせる必要がありました。横断検索では、持ち主がチャットで候補の施設を選ぶだけで、オペレーターがまとめて検索して回答します。なお、findが各社の管理する情報を一元化する取組みを始めたのは2025年12月です。
アプリ不要、多言語に対応したチャット
問い合わせに使うチャット機能「find chat」は、アプリをインストールする必要がありません。メールアドレスによるシンプルな認証を済ませれば、ブラウザ上ですぐにチャットを始められます。対応言語は日本語・英語・中国語(簡体)・韓国語です。日本に住む人や日本を訪れるすべての人に向けたおもてなしを目指した機能です。
サービスの概要
- 利用開始日:阪神電車 2026年11月10日(火)、阪急電鉄 2026年11月19日(木)
- 受付時間:24時間
- 対応時間:9:00~21:00(21:00以降の新規問い合わせには、翌朝9:00以降に順次回答)
- 対象:阪急電鉄・阪神電車の駅や列車内で預かったお忘れ物(横断検索に参加している事業者のお忘れ物も含む)
- 利用方法:PC・スマートフォンから各社公式サイト内の「お忘れ物」ページにアクセス
- 対応言語:日本語・英語・中国語(簡体)・韓国語
出典:阪急電鉄株式会社










