中之条町における「交通空白」解消に向けた、異なる宿泊施設間の「共同送迎」実証を開始

一般社団法人 四万温泉協会(以下、四万温泉協会)、株式会社 エスアールケイ(以下、エスアールケイ)、有限会社 ひなたみ館(以下、ひなたみ館)、一般社団法人 ソーシャルアクション機構(以下、SAO)、ソーシャルムーバー株式会社(以下、ソーシャルムーバー)、EXA INNOVATION STUDIO株式会社(以下、EIS)、群馬県・中之条町は、国土交通省が推進する地域交通DXプロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)※1」の一環として、地域の宿泊施設が保有する送迎車両を法人の枠を越えて共同運用する「地域施設送迎のリソースシェア推進プロジェクト」の実証(以下、本実証)を2026年11月2日より開始します。
本実証は、四万温泉の異なる法人による宿泊施設間の「共同送迎」を実施します。繁忙期である秋の紅葉シーズンに温泉地における二次交通の課題の解決に向け、各施設がこれまで個別に運行してきた送迎車両・ドライバーを地域の輸送資源として共有し、限られた資源による効率的な輸送体制の構築をめざすとともに、その効果を検証し、持続可能な地域交通モデルとしての全国展開の可能性を検証します。
1. 背景
中之条町の四万温泉では、一次交通として中之条駅からの路線バスおよび東京からの直行バスが運行されているものの、二次交通が十分に整備されていない状況にあります。特に、路線バス終点から最奥部に位置する「日向見エリア」までには、日向見薬師堂や奥四万湖といった観光資源に加え、10軒以上の宿泊施設が営業しており、各施設がバス停からの送迎を個別に行っているのが現状です。特に家族経営の旅館については、送迎業務により通常の館内業務が圧迫されるなど、課題を抱えています。
そこで、四万温泉協会と、エスアールケイが運営する「鹿覗きの湯 つるや」、ひなたみ館が運営する「ひなたみ館」による、宿泊施設間の共同送迎に取り組みます。
なお、チェックイン時は宿泊客の到着時間が一定ではなく、フレキシブルな対応が求められることから、予約制による定時運行は難しいと想定されます。このため本実証では、まずチェックアウト時間帯の送迎を対象として実施し、交通空白解消に向けた新たな地域交通モデルの実現をめざします。
2.具体的な取り組みの概要
本実証では、チェックアウト時間帯の9:00~12:30までの間、30分間隔で1日8便の共同送迎便を運行します。車両は基本的に四万温泉協会の車両を優先的に使用し、乗車人数等により1台で対応できない場合は他の車両で対応します。
2.具体的な取り組みの概要
本実証では、チェックアウト時間帯の9:00~12:30までの間、30分間隔で1日8便の共同送迎便を運行します。車両は基本的に四万温泉協会の車両を優先的に使用し、乗車人数等により1台で対応できない場合は他の車両で対応します。
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対象施設:交通空白エリアの12宿泊施設
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実施期間:11月2日〜12月1日
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運行事業者:四万温泉協会、エスアールケイ、ひなたみ館
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共同送迎対象:交通空白エリアの12宿泊施設の利用客(観光客のみ)
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利用者数(想定):1日32人(4人×8便)、30日で960人
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運行エリア:中之条町 四万温泉エリア(主に日向見エリア~ゆずりは~路線バス終点)
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運行時間:8:55/9:25/9:55/10:25/11:00/11:30/12:00(1日7便)
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運行形態:路線バス終点(四万温泉)を終点とし、ゆずりは~日向見までの宿泊施設を結ぶミーティングポイント方式
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車両数:最大3台(ワゴン車:四万温泉協会1台、エスアールケイ1台、ひなたみ館1台)
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ドライバー数:最大3名

3. 各社の役割
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組織 |
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1 |
四万温泉協会(事務局) |
運行組合事務局(ドライバーリスト・車両リストの管理、停留所管理、各共創パートナーとのコミュニケーション)、車両・ドライバーの提供 |
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2 |
エスアールケイ(鹿覗きの湯 つるや) |
車両・ドライバーの提供 |
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3 |
ひなたみ館(ひなたみ館) |
車両・ドライバーの提供 |
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4 |
ソーシャルアクション機構 |
共同企業体の代表者、効果測定の設計・分析、全体モデルの設計、全体マネジメント |
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5 |
ソーシャルムーバー |
送迎管理システムの提供 |
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6 |
EXA INNOVATION STUDIO |
地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS」を通じた全体管理・進行管理 |
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7 |
中之条町(地域共創課) |
公共交通、地域ニーズの確認 |
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8 |
中之条町(観光商工課) |
取りまとめ窓口 |
4. 期待される効果
本実証では、共同送迎による効果を、以下の観点から検証します。
(1)利用者への効果
路線バス終点から日向見エリアまでの二次交通を確保し、宿泊客の移動を支援
(2)送迎事業者(宿泊施設)への効果
複数施設での共同送迎による、館内業務を圧迫していた送迎業務の負担軽減
送迎計画システムを無料で利用できることによる、送迎計画立案にかかる事務コストの削減
複数法人での車両・ドライバーの共同運用による、運行業務コストの低減
翌年度以降の本格実装に向けた、参画事業者への収益還元スキームの検討
(3)自治体・地域への効果
既存の公共交通と連携した地域の輸送資源のフル活用による、持続可能な地域交通の実現
本実証を通じた知見の創出により、全国のモデルケースとして他の交通空白地域への展開可能性を検証
5. 今後の展開
本実証では、2026年11月1日から11月30日まで実運行を行い、運行データの記録、ドライバーおよびご利用者へのアンケートを実施します。実証終了後は、これらの結果を定性面・コスト試算を含む定量面の両面から取りまとめ、施設経営者・自治体・事業者を交えた振り返りを行ったうえで、レポートとして整理する予定です。
あわせて、本実証で得られた知見をもとに、送迎車両を地域全体で有効活用するための運営ルールや費用負担・料金収受のあり方を整理するとともに、2027年度以降の本格実装に向けて、参画事業者への収益還元スキームの検討や、公共ライドシェアとの連携も含めた事業化を検討します。本実証の成果は、全国のモデルケースとして、他の交通空白地域や観光地への展開をめざします。
※1:地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」とは、国土交通省が2025年度から推進するプロジェクトの名称で「交通空白」解消に向け地域交通の連携・協働をさらに深めていくため、地域交通のAXやDX、データ連携等が促進されるよう、システム、データ、業務プロセス等を標準化し、地域交通の生産性や付加価値の抜本的向上を強力に推進するとともに、自動運転社会実現の環境を整備するプロジェクトです。なお、「地域施設送迎のリソースシェア推進プロジェクト」は中之条町を含む全国10地域での展開を予定しています。
https://www.mlit.go.jp/commmmons/

<本件に関するメディアからのお問い合わせ先>
・会社名:ソーシャルムーバー株式会社
・担当:COMmmmONS事務局
・メールアドレス:2026-contact@social-mover.co
・問い合わせフォーム:https://social-mover.co/inquiry-form
【ソーシャルムーバー株式会社について】
ソーシャルムーバー株式会社は、介護・福祉施設の送迎を起点として、地域にある車両・運転手・交通事業者などをつなぎ、新しい地域交通の仕組みを構築するモビリティ企業です。自治体、介護・福祉事業者、交通事業者等との実証・事業化を通じて、地域の移動課題の解決に取り組んでいます。
https://social-mover.co/
本記事は、ソーシャルムーバー株式会社が2026年11月4日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。
元のリリース:中之条町における「交通空白」解消に向けた、異なる宿泊施設間の「共同送迎」実証を開始










