Airbnbの宿泊予約が、誰かの「泊まる場所」に。すべての滞在の収益の一部をAirbnb.orgへ寄付


予約1件ごとに、支援を必要とする人の滞在先へ
Airbnb Japan株式会社は、Airbnbで予約されるすべての宿泊から得られる収益の一部を、非営利団体Airbnb.org(エアビーアンドビー・ドット・オーグ)に寄付する新しい資金モデルを発表しました。Airbnb.orgは、緊急事態が起きたときに支援を必要とする人々へ一時的な滞在先を提供している団体です。この取り組みは発表と同日から始まっています。
寄付額は、1回の滞在の収益につき0.10米ドルです。この資金モデルによって、今後5年間でAirbnb.orgに5億米ドルがもたらされます。この資金は、年間100万泊の無料滞在を提供するという同団体の目標の達成に役立てられます。ただし、チェックイン前にキャンセルされた宿泊予約と、体験やサービスの予約は寄付の対象外です。
この仕組みによって、ゲストが支払う金額が増えたり、ホストの受取金が減ったりすることはありません。プログラムへの参加といった特別な対応も必要ありません。
始まりは、ハリケーン「サンディ」の後に開かれた1軒の家
Airbnb.orgが生まれたきっかけは、2012年のハリケーン「サンディ」です。避難を余儀なくされた人々のために、1人のホストが自宅を開放しました。ほかのホストもそれに続いて支援の輪が広がり、こうした動きに後押しされたAirbnbが、独立した非営利団体としてAirbnb.orgを立ち上げました。これまでに、世界中で250,000人を超える人々に、延べ160万泊以上の無料滞在を提供しています。
Airbnbの共同創業者兼CEOのブライアン・チェスキーは、「14年前、ハリケーン『サンディ』の後で、1人のホストが、行くあてのない方々を自宅に迎え入れました。その大きな思いやりの行動が、現在のAirbnb.orgへと発展しました」と振り返ります。さらに、「今後、誰かがAirbnbで宿泊先を予約するたびに、ほかの誰かが最も必要としているときに滞在先を見つけられるようにするための支援につながります。これこそが、Airbnbの目指す理想の姿です」と語っています。
災害対応から、治療や生活再建の支えへ
Airbnb.orgの活動規模は急速に拡大しています。今年は200を超える災害に対して無料の一時滞在先を提供しました。2023年はわずか8件でした。災害対応だけでなく、無料の一時滞在先が快適さと安定をもたらせるさまざまな場面にも活動を広げています。Airbnbからの5億ドルの資金とその他の寄付によって、次のような活動を拡大できるようになります。
治療のために遠方を訪れる家族
2026年末までに、20を超える国・地域で、治療のために遠方を訪れる家族を支援します。連携先には次のような団体が含まれます。
- オーストラリアのLeukaemia Foundation
- ブラジルのInstituto Beaba
- カナダのB.C. Friends of Children
- スペインのFundación Xana
- アメリカのChildren’s Miracle Network
家庭内暴力や搾取の経験者
米ユタ州のPeace Houseなどと連携し、新しいプログラムを実施します。危険な状況から逃れ、生活を立て直そうとしている経験者に、無料の一時滞在先を提供します。
米国の退役軍人
Fisher House Foundation、Dream Foundation、Operation Healing Forcesと連携し、重篤な疾患を抱えている退役軍人や、集中的な治療を受けている退役軍人への支援を拡大します。
旅行クーポンで、一人ひとりに合った宿を
Airbnb.orgは、パートナーである地域の非営利団体や政府機関と連携して、支援を必要とする人々を特定します。そのうえで旅行クーポンを提供し、支援を受ける人がそれぞれのニーズに合ったAirbnbの宿泊施設を予約できるようにしています。家族の近くに滞在したい、ペットと一緒に過ごしたい、アクセシビリティに対応した宿が必要、家族全員が泊まれる広さがほしいなど、さまざまな事情に対応します。
支援を受けるゲストは無料で滞在でき、ホストには宿泊の対価が支払われます。ホストは、割引料金で宿泊先を提供したり、Airbnbで得たホスティング収入の一部を寄付したりする形で、Airbnb.orgの活動を支援することもできます。Airbnb.orgの運営費用はAirbnbが負担しているため、一般からの寄付は全額が無料の滞在先の提供に直接使われます。また、AirbnbがAirbnb.orgの滞在から収益を得ることはありません。










