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中国からの訪日客、旅先でのAI活用1位は「メニューの翻訳」 国慶節の日本旅行調査

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中国からの訪日客、旅先でのAI活用1位は「メニューの翻訳」 国慶節の日本旅行調査

日本を旅する中国の人たちは、滞在中のどんな場面で生成AIを使おうとしているのでしょうか。インタセクト・コミュニケーションズ株式会社が、国慶節期間中(2026年10月1日~10月7日)の日本旅行について中国在住の人を対象に行った「2026年 国慶節期間の日本旅行に関する調査」の第二弾の結果をまとめました。旅行中の生成AIの利用場面で最も多かったのは、「レストランのメニューの翻訳や料理内容の説明」(68.0%)でした。

この調査は、日本への渡航自粛の影響が続くなかで実施されたものです。WeChatのアンケート機能を使い、2026年8月17日~20日に行われました。有効サンプル数は5,471人で、回答者は北京市、天津市、上海市、南京市、蘇州市、杭州市、成都市、重慶市、広州市、深セン市の計10都市に住む人たちです。このうち、国慶節期間中に海外旅行をすると答えた2,412人の中から、「日本」を訪問予定と回答した341人が対象となっています。

中国からの訪日客、旅先でのAI活用1位は「メニューの翻訳」 国慶節の日本旅行調査

旅の計画づくりにも生成AI、9割超が利用

訪日旅行の計画で生成AIやAIアシスタントを使ったかを尋ねると、「積極的に利用しました(情報収集、旅程作成、レストラン選定など)」が51.3%、「部分的に利用しました(簡単な翻訳や特定の情報検索など)」が40.5%でした。合わせて9割超(91.8%)が利用しており、「利用していません」は8.2%にとどまります。訪日経験別に見ると、利用率は初めて訪日する人が88.2%、訪日経験者が93.9%でした。

旅行計画でAIを使った313人に具体的な使い方を聞いたところ、上位は次のとおりでした(複数回答)。

  • 自分の好みに合った「穴場」や「隠れ家スポット」の検索:59.4%
  • 日本や訪問先エリアの伝統文化などに関する深い情報収集:44.4%
  • SNS(小紅書等)の膨大な投稿からの最新トレンド要約:43.1%
  • 自分だけのオリジナル旅程(周遊ルート)の作成:42.8%

訪日経験者では「穴場・隠れ家スポットの検索」が62.7%、「伝統文化などに関する深い情報収集」が48.8%で、どちらも初めて訪日する人(53.6%、36.6%)を上回りました。一方、初めての人は「オリジナル旅程(周遊ルート)の作成」が50.9%と、訪日経験者(38.3%)より12.6pt高い結果です。初めての訪日では旅の全体設計に、リピーターは“まだ知らない日本”の発見にAIを使うという違いが見えてきます。

出発前のオンライン予約では「ホテル・旅館の宿泊予約」が64.8%で最多となり、「特に事前に予約・購入はしていない(現地で決める)」は8.8%でした。「レストランの予約」は16.4%で、宿泊や交通に比べて低くなっています。予約の際に参考にした情報源は「RED(小紅書)」が73.0%で最も多く、「Douyin(抖音/ドウイン)」が48.7%、「Ctrip(携程/Trip.com)」が46.3%と続きました。「DeepSeekなどのAI」も18.8%で、「Meituan(美団)」と並んでいます。

中国からの訪日客、旅先でのAI活用1位は「メニューの翻訳」 国慶節の日本旅行調査

滞在中のAI利用、上位3項目は「言葉の壁」を補う使い方

旅行中の生成AIの利用場面は、「レストランのメニューの翻訳や料理内容の説明」(68.0%)に、僅差で「店員や地元の人とのリアルタイム翻訳・会話」(67.7%)、「看板、商品、観光施設などを写真で読み取り、情報を確認する」(58.1%)が続きました。上位3つはいずれも言葉の壁を補う使い方で、「旅行中は利用する予定がない」はわずか1.2%です。訪日経験別では、初めて訪日する人は「リアルタイム翻訳・会話」(77.2%)が、訪日経験者は「メニューの翻訳や料理内容の説明」(68.2%)が最も多くなりました。

旅先での飲食店の決め方は、「日本滞在中に口コミアプリ・地図アプリで調べてから決める予定」が63.0%で、「旅行前に調べた店に行く予定」の27.6%を大きく上回りました。「通りがかりで店を決める予定」は8.8%です。現地で調べて決める人は、訪日経験者で69.2%と、初めて訪日する人(52.8%)より16.4pt高くなっています。

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入店前に知りたかった「お店のルール」

訪日経験のある214人に、日本の飲食店で入店後に「事前に分かっていればよかった」と感じたことを尋ねると、「最低注文、一人一品、ワンドリンク制などのルールが分かりにくかった」が46.7%で最多でした。続いて「支払い方法、現金のみ、QR決済不可などが分かりにくかった」が43.0%、「お通し・席料・サービス料など、追加料金が分かりにくかった」が41.1%、「メニューや価格が入店前に分からず不安だった」が36.9%となっています。「特に困ったことはなかった」は11.2%にとどまり、約9割(88.8%)が何らかの戸惑いを経験していました。

通りがかった店で、中国語で「予算・メニュー概要・営業時間・入店ルール・支払い方法」がすぐ確認できたらどうかという問いには、「とても入りやすくなる」が54.5%、「少し入りやすくなる」が27.9%で、8割超(82.4%)が「入りやすくなる」と答えました。飲食店で戸惑いを経験した190人に限ると、この割合は84.7%になります。同社担当者で海外広告推進グループ 一部 リーダーの辰巳 亮さんは、予算や入店ルール、支払い方法を店頭やWeb上で中国語で分かりやすく示すことについて、比較的取り組みやすく、効果も期待できる受入対策だとの見方を示しています。

出典:インタセクト・コミュニケーションズ株式会社

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